認知行動療法の抗うつ治療効果は下降している? だとしたらなぜだろう。

公開日: 7/11/2015 心理療法 精神医学

「認知行動療法の抗うつ治療効果は下降している」という論文のアブストラクトだけ読んだ。タイトル通りのことが、メタアナリシスで明らかになったんだって。認知行動療法といえば、日本でも何年か前からテレビ番組で取り上げられたり、診療報酬の対象となったりして、その効果が認められてきた治療だけれど、持ち上げられているほど効果はないということなのでしょうか?

なんでだろう?



The effects of cognitive behavioral therapy as an anti-depressive treatment is falling

単極性のうつ病に対する認知行動療法(CBT)の1977年から2014年に渡る効果研究を包括的に分析してみたという論文らしい。
うつ
Joseph Martinez
効果量はベック抑うつ尺度ハミルトンうつ病評価尺度で測定されていて、ええと、なんだかんだで(ちゃんと読んでない。Hedgeのgってなんだたっけと調べてみたけどよく分からななかった。統計ちゃんと勉強しなくちゃ)、女性の方が男性よりもセラピーが役に立っているとか(男性はセラピストにもクライエントにも向いてない、と言った先生がいた)、経験のあるセラピストの方がそうでないセラピストよりも治療成績がいいとか(そうじゃないと困る)、そういう傾向が見られると。そして、メタ回帰分析の結果、認知行動療法は導入された初期と比べて、その効果が減っていることが分かってしまった。

患者の自己評価、臨床家の(質問紙などによる)アセスメント、症状の消失率、いずれにおいてもこの傾向は確かめられた。
Potential causes and possible implications for future studies are discussed. 
と書かれてるけど、実際どんなことが検討されたかはアブストラクトからは分からんかった。

さて、どんな原因が考えられるだろう?

  1. CBTが広まって、下手っぴな治療者が増えた。
  2. CBTの範囲が広がって、より難しいケースも対象となってきた。
  3. うつ病概念が変化してきて、いわゆる「現代型」うつなどもCBTの対象となってきた。
  4. 最初はCBT大好きな人たちの研究が多かったけど、批判的な研究も増えてきた。

といったあたりでしょうか? 他にアイデアがあったら教えてください。

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