『ノルウェイの森』を参考にしつつ、アイロンがけと瞑想につい

7/22/2015

瞑想

t f B! P L
僕は日曜日にはだいたい洗濯するのです。朝に洗って、寮の屋上に干して、夕方前にとりこんでせっせとアイロンをかけます。アイロンかけるの嫌いじゃないですね、僕は。くしゃくしゃのものがまっすぐになるのって、なかなかいいもんですよ、あれ。
これは村上春樹の『ノルウェイの森』で、主人公のワタナベ・トオルが、ガールフレンドの緑の父親(入院中でほとんどしゃべることができない)のベッドサイドでアイロンがけについて語るシーンだ。


「くしゃくしゃのものがまっすぐになるのって、なかなかいいもんですよ」というよさがずっと、よく分からなかった。技術的な問題で、アイロンをあててもくしゃくしゃのままだったり、よけいに酷いことになっていたから。
でもアイロン技術もそれなりに上達して、「くしゃくしゃのものがまっすぐになる」ことも増えてくると、たまにやってみるとこれはこれで頭がスッキリしていいじゃないかと思うようになった。

これって、一種の瞑想にだってなるんじゃない? 禅のお坊さんは、食事をしたり掃除をすることだって禅的な行為としてしているみたいだし。なんてことを考えて、
Ironing Meditation
というキーワードで検索してみたら、けっこうヒットした。

同じようなことを考える人はたくさんいるものです。

Ironing Meditation – turning everyday activities into practice
「アイロン瞑想ー日課を(瞑想の)実践とする」
では、毎日の活動のほとんどが、心をセンタリングする体験の機会に変えることができると書かれている。
アイロンをかけるときには、ただアイロンをかける
皿を洗うときには、ただ皿を洗う
掃除するときには、ただ掃除する
休むときには、ただ休む
ってのが大切。

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