精神転送で不老不死になることはできるだろうか? 

7/13/2015

SF 映画 心理学

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精神転送で不老不死

Self/lessというのはこの夏アメリカで公開予定のSF映画。癌で死にかけている大富豪が、自分の意識を健康な若い男に転送しようと試みる、というストーリー。昔、藤子不二雄のSFマンガでもあったぞこんな設定。

未来ドロボウ

*調べてみたら、藤子・F・不二雄の「未来ドロボウ」という作品だった。大富豪の老人が、青年と身体を交換することで若返るという話でしたね。面白かった記憶がある。


人生の勝利者をめざし、わき目もふらず勉強する少年、学は父の工場がつぶれ、高校進学を断念しなければならなくなる。そんなとき、人生に成功した大金持ちの老人と知りあう。自分の未来の不幸をなげき、老人をうらやましがる学に、老人は自分の全財産と学の未来を取りかえてもいいともちかけた。それを老人のじょうだんだと思った学は軽い気持ちで契約書にサインしてしまうが、本当に体を入れかえられてしまう! そして、老人の余命は半年だった!! はたして、学の未来はどうなるのか!?
そうだ。こんな話でした。

意識の転送は可能か?

以下は、
Could You Transfer Your Consciousness To Another Body?
あなたの意識を他の人の身体に転送することは可能?
というタイトルの動画。



脳はだいたい3ポンドの重さで(男性は1350~1500グラム、女性では1200~1250グラム)、そこには約860億のニューロンがある(千数百億個との説も。どうやって数えるのだろう)。そのつながりは一兆にもなるという。気が遠くなるような数ですね。

脳はニューロンのネットワークから成り立っており、ある記憶が想起されるときには同じニューロンのネットワークが発火すると考えられている。

現在でも、コンピューターを使ってある程度、なにをイメージしているかが分かるようになっている。

科学者たちは、いつの日かヒトの脳内のニューロン間のすべてのネットワークを再現することができると信じている。そのネットワークは、コネクトーム(connectome)と呼ばれている。

そのうち、ヒトのコネクトームをコンピュータ上で再現できるようになると、「精神転送」ということが、つまり記憶のダウンロードやアップロードが可能になる、と考えている科学者もいるのだそう。

そんなのはたんなるイミテーションだとの批判もあるけど、未来のことはどうなるか分からんよね、というお話。『ディアスポラ』というSF小説では、若い肉体にコピーするのではなくて、ずっとコンピュータ内の都市で生きるという設定だった。


そうまでしてアンチエイジングをしたいのか、という疑問はあるけど、やっぱり不老不死に人はあこがれるのだろうか。世の中には、不老ふ死温泉なんてのもあるらしい。


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