『認知行動療法に基づいた気分改善ツールキット 気分の落ちこみをうつ病にしないための有効な戦略』

6/09/2015

心理療法

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新刊メモ。

高橋 晶,高橋祥友編 『認知行動療法に基づいた気分改善ツールキット 気分の落ちこみをうつ病にしないための有効な戦略』 金剛出版、2015年6月刊、定価(3,600円+税) 




本書は,抑うつ・気分障害への単なるマニュアル的なワークブックではない。治療戦略の中心部分をなすのは認知行動療法の理論であり,その内容は,日常生活が抑うつ気分に支配されないよう,クライアントの「感情→思考→行動」に変化をもたらすための多くのツール(80種類の道具,最新の知見)を紹介,解説したものである。さらに認知の再構築,行動活性化,マインドフルネス瞑想,コンパッション(共感・感情)に焦点を当てる,対人関係評価票,行動タイプ,等の現場で役に立つワークシートやチェックリストを多数収録している。
「感情」「思考」「行動」の三つの要素はお互いに深く関連している。たとえば、「私は何をやっても失敗するに違いない」という思考は、「何もせずに家で寝ておこう」という行動や「抑うつ」感情を生み出すだろう。認知行動療法は、「感情」「思考」「行動」のどれかに変化を起こすことで、うつや不安などの心理的な問題を予防・治療しようという方法だ。この本には、気分を改善するための80種類のスキルが具体的に解説されているとのこと。

今度書店で立ち読みしてみます。

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