誕生した季節と性格の関係に関する科学的研究

6/24/2015

心理学

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誕生した季節によって性格傾向が違う

最近の研究によると、誕生した季節によって性格傾向が違うのだそうだ。だとすると占星術にも科学的な根拠があることになる。

Research Finds Birth Season May Influence Personality | PsycheCentral


Comprehensive Psychology誌に掲載された研究では、季節の影響は個々人に対しては明確ではないものの、大集団で見るとパーソナリティに季節ごとの偏りが認められたという。


これまでもパーソナリティ特徴と生まれ月の関係は知られていた。たとえば、一月、二月生まれの人は、傾向としてはより創造的であり、統合失調症になりやすい(これは母体がインフルエンザなどの感染症にかかりやすい時期だから、と説明されていたのをどこかで読んだ記憶がある)。奇数月生まれの人は、偶数月の人と比べてより外向的だという。
研究者のハミルトンさんは、たくさんの有名人の生まれ月と性格を調べたんだそうな。

今ちょっと検索してみたら
【冬=賢くて、スマート】生まれた季節が、「性格」に影響を及ぼすと判明!
といった記事もあった。

生まれた季節により神経伝達物質「ドーパミン」や「セロトニン」の分泌量が違うのだと。

追記:

生まれ月と心身の発達、体質・気質

生まれ月からみた児童・生徒の心身の発達差に関する縦断的研究
では、誕生日の違いで小学校に入学する実際の年齢が何ヶ月か異なるので、心身の発育に差があるよねということが研究されている。

  1. 国語, 社会, 算数, 理科などの知的教科は, 平均しで2~3年間年長児群の方が年少児群に比較してすぐ, れている。しかし, 3~4年ころからその差異はなくなっている。 
  2. 音楽は1年間, 図工は5年まで, 特に, 体育は, 6年間年長児群が有意にすぐれていることがめだっている。 
  3. 身長・体重・胸囲・座高などの体位は, 男女とも小学1年生から中学3年生まで, 年長児群が年少児群に比較してすぐれている (ただし, 女子の身長, 座高は中学2年生まで) 。中間児群は, 両群の中位を占めて発達している。
  4. 欠席日数は, 小学1~2年間は年少児群の方にやや多い傾向がある。
  5. 学校委員およびクラブ活動の委員の人数は, 4年生まで年長児群にやや多い傾向がある。

といった傾向が認められたそうな。

胎児期環境の季節性と体質・気質
という論文では、生まれ月が体質や気質に影響を与えているということが論じられている。
「1910―1923年生まれの世代では夏生まれの者で生存率が低かった」とか「ことにB型 の者は季節的な変動が大きかった」「夫婦の生まれ月と血液型の一致」とか献血をする人は6〜8月生まれが多かったとか(ただしB型以外だそう)、マラソンの参加者/完走者は夏秋生まれが多いとか。

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