シェイピングゲーム

5/31/2015

心理学

t f B! P L
シェイピング・ゲームというのは、犬やイルカなどの動物をしつけるときの手法をもちいて、言葉を使わずに誰かにある行動を教えるというものだ。
B.F.スキナーの行動分析がベースにあるので、スキナリアン・ゲームとも呼ばれている。スキナーは1970年代のタイム誌で、「20世紀でもっとも影響力のあった心理学者」に選ばれた人物だ。
シェイピングとは、行動を形づくるといった意味で、トレーナーが動物にやらせたい行動に向けて、少しずつ強化していく方法。

シェイピングについて学ぶために、トレーナー役と動物役に別れて、実際に行なってみた(100人くらいでやったから、なかなか騒がしかったけれども)。

4、5人で組んでもらい、動物役を1人選ぶ。
動物役はしばらく部屋の外に出てもらい、その間にトレーナー役の人たちで、目標とする行動と合図(拍手など)を決めてもらう。
できるだけ普段しないような、少し複雑な行動がいい。たとえば、椅子の上に登って万歳するとか、スマホを口でくわえてみるといった行動。
動物役に入ってもらい、少し離れたところからスタート。
言葉を使わずに、合図だけで行動を導いていく。トレーナー役は、動物役が少しでも目標行動に近い公道をしたら、合図をして強化していく。
制限時間を3分くらいに設定しておくのがちょうどよいようだった。

終わったら、動物役、トレーナー役いっしょにふりかえり。
動物役を交代して、もう一回試みてもいい。





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