うつ病と双極性障害の人々は、悲哀を違ったように感じている

5/17/2015

精神医学

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うつ病と双極性障害の人々は、悲哀を違ったように感じている
People with Depression and Bipolar Disorder Feel Sadness Differently

うつ病も双極性障害(そううつ病)も、どちらも極度の悲しみや絶望を体験する時期がある。そのときはどちらの病気か区別するのが難しいほど似ているが、fMRIで調べると、どうやら悲哀の体験の在り方が違うらしいという記事。かなりはっきりとした差異が認められるので、鑑別に役に立つのではないかということらしい。

抑うつ的でない状態のときは、双極性障害の患者は(うつ病患者と比較すると)、感情調節に関わる背外側前頭前皮質(Dorsolateral Prefrontal Cortex)の活動増加を示す。

逆に、抑うつ状態のときには、双極性障害の患者は、前帯状皮質(Anterior cingulate cortex) の活動が低下するという(下の赤色の部分)。これは、脳の認知と感情の部位をつなぐハブのような役割をしているところとのこと。

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