なぜ、傾聴されると人は変化するのか
『カウンセリングテクニック入門 プロカウンセラーの技法30』(臨床心理学、増刊第7号、金剛出版)
諸富祥彦「傾聴」
のページをぱらぱら読んでいるところ。
「なぜ、傾聴されると人は変化するのか」
これが、「ただ話を聴いてもらっているだけで、よくなっていく理由」
ロジャーズはこう言っているらしい。
他にも「プロカウンセラーの技法」があれこれ紹介されているので、また読んでみよう。
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諸富祥彦「傾聴」
のページをぱらぱら読んでいるところ。
「なぜ、傾聴されると人は変化するのか」
- カウンセラーに傾聴されているとき、クライアントは自らの内側を傾聴する
- カウンセラーに受容されているとき、クライアントは自らを受容する
これが、「ただ話を聴いてもらっているだけで、よくなっていく理由」
ロジャーズはこう言っているらしい。
クライアントの変化は、セラピストの態度を反映したものになっていく。まずはじめに、クライアントはセラピストが自分の感情に受容的に傾聴していることに気づくにつれて、少しずつ自分自身に耳を傾けるようになっていく。彼は自分の中から伝えられるものを受け取りはじめる。……(中略)……それまでは自分の中に存在するとは認められなかった感情に対して耳を傾けることができるようになるのである。自分自身を傾聴することを学習すると、クライアントは自分自身に対してより受容的になれる。……(中略)……クライアントは少しずつ自分自身に対してセラピストと同じような態度を取るようになっていく。つまり、ありのままの自分を受容するようになり、そして生成のプロセスの中で前進しようとするのである。『クライアント中心療法 (ロジャーズ主要著作集) 』2005,pp.62-63後、いくつかメモ。
- 「受容」は、相手を肯定もしないし、否定もしない。価値評価的なことをしない。
- ほめると、クライアントは「ほめられそうなこと」しか言えなくなるから。
- 相手の心の内側のフレームに多って、その人自身になったつもりで、相手をその内側から理解することが共感的理解。
- 共感的理解には、情緒的要素のみならず、自分の理解を確かめるという認知的な要素が大きい。
他にも「プロカウンセラーの技法」があれこれ紹介されているので、また読んでみよう。
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