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一瞬で消える数字を覚えられるか?あなたの「記憶スパン」を測るチャレンジ(実験できます)

今日ご紹介するのは、心理学の認知研究で古くから使われている、あなたの「作業記憶(ワーキングメモリ)」を試す実験です。この実験は、「四角の中に表示された複数の数字の位置と順番を、一瞬で記憶する」というシンプルなもの。しかし、その結果はあなたの集中力と情報処理能力を如実に示します。

この課題は、一般的に「視覚的作業記憶スパン課題(Visual Working Memory Span Task)」と呼ばれるものの一種です。私たちが一度に意識的に処理し、短期的に保持できる情報の量、つまり記憶容量(スパン)を測ることを目的としています。


研究で使われる「瞬間記憶」の仕組み

この種の実験は、私たちが情報をどのように脳に留めているかを理解するために重要です。

  1. 情報の提示: ランダムな位置に、順番を示す数字が提示されます。あなたは「どの数字が、どこにあったか」という2つの情報を同時に処理します。

  2. マスク(消去): 数字が消え、マス目だけが残ります。この時、あなたの記憶は「短期記憶」によって保持されています。提示時間が短いほど、この記憶の負担は大きくなります。

  3. 再生(リコール): 覚えた順番通りに、その数字があった位置を指し示します。

この「位置」と「順番」という二重の記憶を正確に引き出す能力は、私たちの日常生活における集中力や複雑な思考能力と深く関連しています。

まあまずはやってみましょう! 視覚記憶スパン:レベルチャレンジ

視覚記憶スパン:レベルチャレンジ

準備ができたら「開始」ボタンを押してください。





驚くべきチンパンジーの「瞬間記憶力」

実は、この視覚短期記憶課題において、驚くべき結果を残しているのが人間以外の霊長類です。

京都大学の霊長類研究所では、松沢哲郎教授らが中心となり、チンパンジーの「アイ」とその息子「アユム」を使った記憶実験が長年にわたり行われています。特にアユムが行った実験は、まさにこの「数字の瞬間記憶」課題を発展させたものです。

タッチパネル上にランダムに表示された1から9までの数字を、数字の小さい順にタッチするという課題において、アユムは数字が表示された後、すぐに数字が白い四角にマスクされても、正しい順番でその位置をタッチすることに成功しました。

この実験結果は、チンパンジーの子どもが、私たち人間の成人(大学生など)と比較して、瞬間記憶力において優れている場合があることを示し、人間の短期記憶の限界について再考を促すものとして世界的な注目を集めました。彼らは、わずかな時間で複数の数字の位置と順番を正確に記憶できる能力を示しています。


記憶力の自己評価:あなたの記憶スパンは?

さて、あなたが実際にチャレンジした結果、最大何桁まで位置と順番を正確に覚えることができたでしょうか。ここでは、遊び心を含めた評価をご用意しました。

最終クリア桁数記憶力の評価
9桁以上超人 (Superhuman)
7~8桁天才脳 (Genius Brain)
5~6桁凡人 (Average Memory)
4桁鳥頭 (Bird Brain)
3桁以下ダンゴムシ脳 (Pill Bug Brain)

記憶のトレーニングは可能です。ぜひこの実験を繰り返し試して、あなたの脳の可能性を探ってみてください。


関連動画のご紹介

この驚くべきチンパンジーの記憶実験の様子は、YouTubeで視聴することができます。人間の記憶力に勝るチンパンジーの姿は必見です。

  • 京都大学のチンパンジーと記憶力勝負 | 脳トリック



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