プロフィール写真からその人の性格を読み取る方法
公開日: 5/25/2016 SNS パーソナリティ 心理学
FacebookやTwitterに顔写真を載せている人もいるでしょうが、その写真から性格を読み取ることができるのだそうです。
「オンラインのプロフィール写真からパーソナリティを読み取るには」
How To Read Personality From Online Profile Pictures|PSYBLOG
という記事。
もとの研究は、
「ソーシャルメディアの写真選択を通してパーソナリティを分析する」
Analyzing Personality through Social Media Profile Picture Choice(pdf)
という論文です。
例によってナナメヨミですが。
左側の女性は「外向的」で、右側の男性は「勤勉性」が高いんだそうですよ。へえ、なんででしょう。5因子性格理論から説明されていました。
『雑学おもしろ百科』から心理学ネタ8選
ときどき昔に読んだ本を読み返したくなって、古本屋を探したり、Amazonで検索したりします。先日、思い出した本が届きました。
小松左京のSF、よく読んだなあと懐かしいです。
『日本アパッチ族』とか『日本沈没』『さよならジュピター』『首都喪失』などを思い出します。『ゴエモンのニッポン日記』も面白かった。
この『雑学おもしろ百科』も、何冊か持ってたという記憶がありますが、たぶん古くなって捨ててしまったのだと思います。
届いた本を見ると、初版は昭和57年だそう。
小松 左京
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ぱらぱらとめくって、心理学に関係ありそうな雑学をいくつか紹介してみます。
1 人は一生に何回泣くか
涙もろい人やめったに泣かない人、いろんな人がいますが、人生70年として、おおよそ人は二億五千万回も泣いているとのこと。「そんなに泣いてるかな」
と思って先を読み進めてみました。
まぶたの隅にある涙腺は、まばたきをするたびに涙を少しずつ分泌しています。まぶたは平均して6秒に1回まばたきするから1日16時間起きていると計算して、一年間で350万回、70年で二億五千万回という計算だそうです。
2 俳優さんはどのようにしてナミダを出す
再び涙の話。目薬をさす以外では、「いままででいちばん悲しかったことを、ずーっと考えていると、おのずとナミダが出てくる」とのこと。スタニスラフスキーの方法ということになるのかな。
『ガラスの仮面』とか。
3 スターへのプレゼントワースト3
心理学とあんまり(全然)関係ないですが、“女性アイドル、刺され重体 警察に複数回相談 東京”といった今日のニュースを見ると、どうやらストーカー男が女性アイドルにプレゼントを渡したが送り返されて逆恨みしたということらしいので(「プレゼント送り返され腹立った」 逮捕の男供述 一方的に怒りの可能性)。『雑学おもしろ百科』で挙げられているワースト3は、
- 御守り(増えると置き場所に困るし、捨てるとバチがあたりそうだし)
- 人形(これも捨てにくい)
- タオル(タオルが増えすぎても困る)
でした。
スターやアイドルにタオルを送る人なんているのかな。
4 夢を見ないと人間はバカになる
人間は一晩に15分くらいの夢を5回は見る。意図的に夢を見れなくすると、「バカになってしまう」という雑学です。REM睡眠という浅い眠り(眼球がぴくぴく動くことで知られています)のときに、人間は夢を見ます。REM睡眠に入った人を揺り起こして夢を見ないようにすると、記憶力が著しく低下するという実験が紹介されてました。
5 いまも昔もウソ発見器の原理は同じ
アラビアに住んでいたベドウィン族は、熱い鉄をなめさせて舌がやけどした者はウソつきだと判定したのだそうです。中国では、米の粉をかませて吐き出させ、粉が乾いていたらウソツキとしたといいます。
どちらも迷信のようですが、ウソをつくとストレスでつばが出にくくなるので、以外と科学的な根拠があるという雑学。
現代使われているウソ発見器も、同じ原理を用いていて、ウソをついたときのストレスで生じる身体の変化を調べています。
日本のウソ発見器第一号は、昭和21年に長野県でつくられた「筋肉電流記録装置」で、長野県警で使用されたそうですよ。
6 “三角関係”って誰が言い出した
「三角関係」とは、ノルウェーの作家・劇作家のイプセンがつくった言葉で、1850年に上演された「ヘッダ・ガプラー」という劇のセリフに登場したとのことです。7 文豪・ディケンズが作った恐ろしい眠り病ビック・ウィック
突然、場所と時間を問わずに眠り込んでしまうビック・ウィック症候群は、肥満体の人によく見られる病気です。チャールズ・ディケンズの小説の作中人物であるビック・ウィックによく似ているとのことで名づけられたそう(ビじゃなくて「ピ」ックウィック症候群が正しいようです)。8 女のおしゃべりと無口の世界珍記録
イギリスのケビン・シーハンという女性は、133時間しゃべりつづけたという世界記録をもっているとのことです。また、昔、フランス国王に仕えていた弁護士の妻レジナ・ルニエルさんは、あるとき夫から「うるさい! だまれ」と言われて以来、死ぬまで約30年間ひとことも口をきかなかったそうです。
そういえば探偵ナイトスクープかなにかでは、「何十年も口をきかないお父さん」が調査されていたのを思い出しました。
慢性疲労症候群の患者は感情を抑圧するか?
Chronic Fatigue Patients More Likely To Suppress Emotions|American Psychological Association
慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome、CFS)とは、原因不明の強い疲労感が、長期間に渡って続く病気です。
慢性疲労症候群の患者は、健康な人たちと比べると、大きな不安や苦しみを訴えますが、同時に、こうした感情体験を抑圧しがちでもあるとのアメリカ心理学会の『健康心理学』誌に発表された研究。
また、ストレスを感じると、交感神経システムが活性化されて「闘争/逃走」反応が生じやすいことも分かりました。
実験は、イギリスで160人を対象に行なわれました。半数が健康なコントロール群で、半数が慢性疲労症候群の患者です。
苦痛を感じるような映像を視聴し、その前後と最中に、自己評価と行動観察、身体的な反応などが調べられました。発汗の増加などの皮膚の反応が、交感神経システムが活性化したサインとして測定されたのです。
どのような結果が得られたのでしょうか?