英語の手習いを兼ねて、海外の臨床心理学・精神医学関連記事を読んでいます。 Gut-Brain Connection Shown in IBS Patients with Childhood Trauma |PsychCentral 「小児期のトラウマを持つ過敏性腸症候群(IBS)患者に見られる内臓−脳の関係」 過敏性腸症候群( irritable bowel syndrome :IBS )の患者の腸内細菌と脳の感覚処理をする部位が双方向に関連し合っていることが明らかになったという研究の紹介記事です。 ええと、脳で苦しみを感じるサインは、腸内細菌の構成内容に影響を与えて、その結果、腸の化学的な作用が脳の構造にインパクトを与えると。 特に、過敏性腸症候群において、人生初期のトラウマ体験が、腸内細菌の構成内容の変化と脳の構造的機能的変化に関連していることが判明したそうです。 つまり、子供時代の心的外傷体験が腸内細菌の状態や脳に影響を与えているということでしょうか。 腸内細菌の変化が脳の感覚処理の部位にフィードバックされ、腸刺激への感受性を変えてしまう、つまり過敏性腸症候群を導いてしまうということが示唆されています。 調査対象となった過敏性腸症候群の患者たちは、腸内細菌の状態が健康な人と変わらない群と、異なる群に分類することができました。 後者の方が、より人生初期のトラウマ体験を持っていて、過敏性腸症候群の症状も長期間に渡っていることが明らかになりました。また両群では脳の構造も異なっていたとのこと。