「高所“平気”症の子供たちが急増中? 高層マンション暮らしで怖さ薄れ…転落事故も続々と」(産経ニュース)

公開日: 10/20/2015 心理学


高所恐怖症気味なので、個人的には高いマンションで暮らしている人たちの気が知れないのだが、どんな環境でも人は慣れるらしい。山羊だって慣れる。

こんな記事を読んだ。



それによると、「高層マンションの一室などで育つことで、高いところが怖くないという『高所平気症』の子供が増えている」。

昭和60年代ごろから高層マンションで子育てする家族が増えてきた。福島学院大の織田正昭教授(福祉心理学)によると、
子供が高い場所が危険かどうかを判断する感覚は、4歳ごろまでに大人の約8割ほどのレベルまで発達するが、この時期を高層階で過ごす子供も多くなった。子供は、自分の目線の高さを基準に地面との距離を把握し、「高いかどうか」を判断する。そのため、高層階の部屋では空に近い景色は見えても地面が見えないため、高い場所が怖いと思う感覚が育ちにくいのだという。
のだそうだ。

でも昔から塀や木に登って落っこちる子はいたわけで、「高所平気症が増えた」とほんとに言っていいのかなとも思う。子どもが変わったというより、環境の変化も大きいだろう。マンションの高いところに子どもと住むなんて、何十メートルもの高さの木の上で子育てしているようなもんだ。

なんて考えていたのだが、

子どもの転落事故 どう防ぐ|NHKニュース おはよう日本

を読むと、
調査機関が、高層階に住む子どもと低層階に住む子どもとで、危険を伴う高い場所での「怖さ」の違いを調べたアンケートでは、低層階よりも高い割合で、10階以上の高層階に住む子どもの方が「怖くない」と回答。
とのことだったので、「高所平気症」あるのかな。

赤ん坊や子どもが「高さ」をどう認知するようになるのか、ということについては、エレノア・ギブソン(Elenoar J. Gibson)の「視覚的断崖」(Visual Cliff)の実験を思い浮かべた人もいるかもしれない。

乳児や動物の奥行き知覚を研究するために考案された装置だ。

台の半分が透明ガラスになっており、台の地柄とガラス越しの柄が似ている。この装置を使って、ギブソンらは、奥行きを知覚して、ガラスの手前で止まるかどうか、というテストを行なった。

eleanor j. gibson visual cliff

こちらは「視覚的断崖」の実験の映像。母親が微笑んでいると、子どもは断崖を渡ろうとする。けどみんな、「高さ」は怖がっているように見える。

 

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ちなみに、サムネイル付きのリンクは、次の記事を参考にして、ShareLinkというのを使って作ってみました。




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