フェイスブックフレンド


先にソーシャルメディア依存の問題について書きましたが、多くのものごとには悪い面もあればよい面もあります。

フェイスブックのユーザーはより長生きするという調査結果です。

Facebook users live longer, study finds

「孤独死」という言葉がマスコミで取り上げられることがあります。

孤立しているよりも友達がいるほうが、心理的・身体的な健康や幸福度が高いということは、以前からいわれてきました。

たとえば9年間にわたる調査では、社会的なつながりがまったくない人は、つながりをもっている人と比べて2.8倍も早死にする可能性が高まるのだそうです。

最近の研究では、フェイスブックなどのオンラインでの友達とのつながりをもっていると、より長生きするということが明らかになったそうです。

1200万人のフェイスブック・ユーザーを対象にした調査でわかったのは次のようなことです。

研究では、1945年~89年の間に生まれた人が対象となり、6カ月に渡ってオンラインの活動をモニターされました。
その活動と、亡くなった人の関係について調べたということのようです。

最初の重要な発見は、フェイスブックを活用していない人と比べて、フェイスブック・ユーザーの死亡率は約12%低かったということです。

けっこう違いがあるのですね。

ただし、フェイスブックの「いいね」の数は長生きとは関係なかったらしい。

研究者は続いて、より長く活発に生きていた人たちがどれくらいフレンドがいて、写真や文章を投稿していたかを調べました。

たくさん写真などを投稿している人ほど、オフラインの対面での社会的活動も活発だと考えられたのです。

その結果、オンラインで「ほどほどのレベルで」投稿したりメッセージを送っている人は、死亡率も低いということが確かめられました。

オンラインの活動にはまりこむのではなく、ほどほどで、オフラインの交流を補完するような役回りをもっているときに、もっとも健康に寄与するということのようです。



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