「セラピストと患者が恋に落ちるとき」
When Therapists and Patients Fall in Love | Psychology Today

というエッセイがサイコロジー・トゥデイに載ってました。

ハリウッドの映画やロマンティックな小説では、セラピストが専門的な枠をやぶって患者/クライエントと恋に落ちるというストーリーがよくあるそうです。

映画ではどんなのがありますかね。

カウンセラーや精神分析家が登場する映画としては『息子の部屋』とか『カウチ・イン・ニューヨーク』、『アナライズ・ミー』などが思い出されますが、転移性恋愛を描いた映画ってなにかあったかな。

そうそう。クローネンバーグの『危険なメソッド』は、ユングとシュピールラインの実際の話をもとにしていたんでした。



エッセイには、伝統的なセラピストは学者っぽくて超然としたふうに見られているので、彼らがガード(とズボン)を下ろして息を切らして情熱に流されるのが面白いのだろうと書かれていました。

ふむ。

映画や小説には面白くドラマティックに描かれますが、性的な問題で実際にトラブルが起きることも多いのだと思います。だからこそ厳しく倫理規定が定められているのですね。

とはいえ、フロイトが「精神分析は本質的には愛を通した治療だ」と言ったように、愛情が治療関係の大事な役割を果たしているのも確かです。

今度、セラピストが出てくる映画をまとめて観てみよう。