ADHDの子どもは身体で学ぶ

公開日: 4/23/2015 心理学 発達障害

新しい研究によれば、ADHDの子どもに何かを学ばせたいときには、その子たちにもじもじさせなきゃいけないらしいのです。足をバタバタブラブラさせたり、椅子をガタゴトさせる動きは、ADHDの子どもが情報を思い出したり複雑な認知的課題を実行する際に不可欠なのだそう。


Kids with ADHD must squirm to learn, study says

何十年ものあいだ親や教師は落ち着きのないADHDの子どもたちに「じっと座って集中しなさい!」とイライラしながらどなってきた。しかし研究によれば、じっとさせるのはかえって逆効果なのだという。

元ネタの論文はこちら。

Dustin E. Sarver, Mark D. Rapport, Michael J. Kofler, Joseph S. Raiker, Lauren M. Friedman. Hyperactivity in Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder (ADHD): Impairing Deficit or Compensatory Behavior? Journal of Abnormal Child Psychology, 2015; DOI: 10.1007/s10802-015-0011-1

過剰な粗大運動(多動性)は、ADHDの中核的な診断特徴で、学習を妨げるものだと考えられてきた。しかしながら、最近の見解では多動性はADHDの子どもの神経認知機能を促進する補償的な働きをもっていると考えられるようになってきたという。この研究では、ADHDと定型発達の子どもたちのワーキングメモリーが活動性のレベルとどれくらい関係しているかということが調査された。

ADHDの子どもたちは、多動が目立つときほど学習効果が高いという結果だったそうだ。逆に定型発達の子どもたちは、もじもじしているときはそれほど学習しなかったという。ADHDの人たちは、身体を動かして覚えたり学んだりする、ということなのだろう。

以前にADHDは狩人の子孫だという説を読んだことがあるけれども、こういうタイプの人たちは、まずは手や身体を動かして、それから考えようという傾向をもっているのだと思われる。

自分をふりかえってみても、確かに何か考えるときには、必ずうろうろしている。その方が神経が集中できるようだし、学び方とか仕事の仕方も「削ってシンプルに」というのではなく(それは苦手)、まずは「ごちゃごちゃっとなんでも放り込む」必要がある。身体をうろうろどたばたさせていると、しぜんとお鍋がかき混ぜられて落ちつくところに落ちついていくという感じです。

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