インドネシアでは何千人もの精神障害者が足かせをつけられて収監されている(TIME)

4/18/2016

精神科 精神障害

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TIMEの記事。
「インドネシアでは何千人もの精神障害者が足かせをつけられて収監されている」
Thousands of Mentally Ill Indonesians Are Imprisoned in Shackles, Report Says

インドネシアでは、精神障害と診断された19000人近い人々が、現在、鎖でつながれているか、狭い場所に閉じ込められているということが、Human Rights Watchという団体によるレポートで明らかにされたとのことです。

リンク先には、動画でその状況が紹介されていました。

インドネシア語でpasungという言葉で呼ばれている、拘束や拘禁が(政府によって禁じられているにもかかわらず)現在でも続いていると報告されています。

レポートによるとインドネシアのメンタルヘルスケアは、精神疾患は悪霊が取り憑いたせいで起こるというような古く伝統的な考えに頼っています。そのため、家族は精神的な病いを患った身内を病院に受診させるかわりにスピリチュアル・ヒーラーのもとに連れていくことが多いのだと書かれていました。

pasungは、こうした伝統的なやり方による「治療」です。患者は拘禁され、しばしば裸のまま何年にもわたって日中屋外に放置されているとのことです。

政府はこのような処遇を改善すると主張していますが、十分な予算を精神保健に回していないと批判されていました。

「伝統的な」治療が悪いというよりは、記事中で精神科医が述べているように、“There is a lack of political will”が患者を劣悪な環境に放置することにつながっているのだと思います。


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