「普通の顔」の方が美男美女よりも得をしていることは・・・

7/07/2016

心理学

t f B! P L
「普通の顔」はイヤですか?

男性も女性も、できることならイケメンや美女だったらいいなあと思ったことがあるのではないでしょうか?

社会心理学の(実も蓋もない)実験でも、「美男美女は得をする」ということが繰り返し確かめられています。

高校時代をふりかえってみてください。

どうみてもイケメンの彼は先生やクラスメイトから優遇されていたじゃないですか。

あるいは、あの子は顔がかわいいからという理由で(表立ってはそう言われないにせよ)、諸々、うまくいっているように見えたじゃないですか。

でも、「普通の顔」もあながち捨てたものではないということが研究で明らかになりました。

What Is Typical Is Good:The Influence of Face Typicality on Perceived Trustworthiness

研究によると、平均的な見かけの顔立ちが、もっとも人々から信頼されるのです。

普通の顔と魅力的な顔

実験では、この写真の左側のような「典型的な顔」と、右の「魅力的な顔」、そしてその中間の顔いくつかを見せて比較しました。

そして、被験者たちにどの顔がより信頼できるかということを評定してもらったのです。

すると、信頼できそうな印象が最も高かったのが、平均的な見かけの「普通の顔」だったのです。


どうやら、私たちは「普通の顔」の方により親しみや信頼を感じるらしいのです。見知った感じのする顔の方が、「まあそんなに悪いことはしなさそうだ」と思うのでしょうね。



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