スキップしてメイン コンテンツに移動

ポケモンGOの心理学

任天堂の株価が倍になり、日本でも明日リリースされるとのことで期待が高まっているポケモンGO。
ポケモンGOにうつや不安の治療効果が!
では、このゲームがうつや社会不安障害の人の治療に役に立つのではないかというニュースをお伝えしました。


今日はこんなのを読みました。
The Psychology Behind The 'Pokémon GO' Obsession | Forbs
「ポケモンGO強迫の背景にある心理学」

といったくらいのタイトルでしょうか。

エッセイの著者のAMY MORINさんは、サイコセラピストで『メンタルの強い人がしない13のこと』という本を書いているそうです。

13 Things Mentally Strong People Don\\\'t Do: Take Back Your Power, Embrace Change, Face Your Fears, and Train Your Brain for Happiness and Success

「ポケモンGO強迫(オブセッション)」という言葉は、「強迫的」といっていいくらいに人々がこのゲームにはまっていることを表しているようです。

まだひと月も経っていないのに、すでに1500万本くらいダウンロードされていて、もっとも成功したモバイルゲームとして認められたくらいなので、かなりの中毒性のあるゲームと言えそうです。

AMYさんは、心理学の観点からこのポケモンGO現象を分析しています。

まず挙げられているのが「ノスタルジア」。
消費者心理においては感情が大きな役割を果たします。ポケモンのカードゲームやテレビゲームをした世代が、ポケモンGOを見て「懐かしい」と思うのは無理もないことです。

「このゲーム、子どものころ盛り上がったよね」と懐かしく感じてついダウンロードしちゃった、という人も多そうです。

ちゃんと日本語訳も出てました。ポケモンGO、心理学でひもとく人気の秘密
ポケモンGOには、ソーシャル(社会的)な要素がふんだんにある。ポケモンを探し求めて近所や街中、田舎を歩き回っていると、ほかのプレーヤーに出くわす。同じゲームに熱中している同士だと、会話も弾む。
のだそうです。 また「群集心理効果」によって加速度的に盛り上がるとか(確かにテレビのニュースで大勢の人々がスマホ片手に駆けているのを見ると、やってみたいと思います)、そろそろ大統領選の話にみんな飽きてきたタイミングだから、なんてことも書かれていました。

なるほど。そのうちクリントンさんかトランプさんが、「うちの集会に参加したらレアなポケモンが手に入るよ」なんていって人を集めるようになるのかもしれませんね。

なんでこのゲームがこれほど流行しているのかということについては、いくつも書かれていました。

世界はなぜ「Pokémon Go」に夢中なのか、その心理学的な理由|WIRED

には、「行動、ソーシャル経験、熟達、熱中、創造性、そして達成体験」といった要因が挙げられています。
Pokémon Goが独特な(そしておそらく他に類を見ないほど病みつきになりやすい)理由は、このゲームアプリでは現実世界と相互作用するからだ。
周りの環境が、イメージや象徴の世界と二重重ねになるという特徴は、きっと人類が神話を語りだしたころからの歴史あるヴァーチャル・リアリティ体験なのでしょう。

The psychological tricks behind Pokemon Go's success|BBC

という記事でも、ポケモンGOの流行に、なつかしさやソーシャルな体験があると分析されていました。

The Psychological Pros and Cons of Pokémon Go | Psychology Today
「ポケモンGOの心理学的な長所と短所」

では、7つの長所と5つの短所が挙げられてました。

長所としては、「面白くてそれ自体がポジティブな報酬となる」「ゲームは明確に構造化されていて、一段ずつレベルアップできる」などなど。



【関連記事】
ポケモンGOにうつや不安の治療効果が!


コメント

このブログの人気の投稿

果物に例える恋愛心理テスト「フルーツバスケット」で本音がわかる?

簡単な恋愛心理テスト「フルーツバスケット」 「フルーツバスケット」という簡単でおもしろい心理テストのことを聞きました。 「心理テスト」というよりは「心理ゲーム」と呼んだ方がいいですね。 こんなゲームです。 【問】 あなたの目の前に、フルーツバスケットがあります。バスケットには、リンゴ、バナナ、ぶどう、みかん、イチゴ、キウイが入っています。5種類のフルーツを、それぞれ身近な異性にあてはめてみてください。 リンゴ= バナナ= ぶどう= みかん= イチゴ= キウイ= さて、いかがでしょう? 何人かにあらかじめ聞いておくと、後で比べられて楽しいです。

数唱と語音整列の乖離は何を意味しているか?

WAISの数唱と語音整列について、この二つに乖離があったらどう解釈されるんだろうかと思って調べてみたメモ。どちらも作動記憶(ワーキングメモリー)に含まれる下位検査だが、いくらか性質が違う。両者の相関は、中程度くらいだったと思う。 数唱 vs 語音整列 Digit span versus letter number sequencing とある海外の掲示板(?)でのやりとり。 一方が他方よりも高得点だった場合、どんな風に説明できるかな? どっちも順番に配列することが含まれているし、ほとんどの人が順序を操作するために聴覚的記憶を使ってると思う。けど、4点以上の乖離(discrepancy)があった場合は? 実施したばかりのアセスメントを詳しく考えてみると、言葉の受容と表出が明らかに難しいケースだったけど、視空間スキルと処理速度はまったく問題なく保たれていた。-Miriam という問題提起に対するスレッドのようだ。 私も以前に何度か同じようなパターンに出会ったことがあって似たようなことを考えたことがあるけど、ぜんぜん専門外だったから。あなたももう考えてるだろうけど、語音整列はたぶんより複雑な課題だと思う。というのも、数唱のように単に数字を扱うんじゃなくって、(文字と数字という)二種類の情報を使ってそれを切り替えながら作業しなきゃいけないから。被験者が教示を理解して、すべてをすっかり頭に入れることができたという手応えはありましたか? これ(語音整列)を実行するにはいくつかの操作が必要だし、呈示されたものすべてを受け取るには言語受容スキルが特に障壁となるかもしれません。他の下位検査にもこの仮説が当てはまるならば意味をなさないかもしれませんが・・・もっと知識のある人ならいい意見が出せるかも。-Butterfly22 私も同じように考えていました。数唱よりも語音整列の方がいいスコアを示しているような同様のアセスメント事例がおかしいのはなんでかなって。-Miriam 数唱が高くて語音整列が低い場合は、並べ替えなどの操作が入ると難しいのかなと推測できるけど、逆の場合はなんだろう。 数唱は基本的にはワーキングメモリーのタスクだけど、語音整列は、上の人が言ってるみたいに、もっと複雑だ。より心的に柔軟でないといけないし、情報の保存/再生の能力だけでなくて...

レイの複雑図形(ROCF)とは?高次脳機能障害や発達障害への評価と臨床応用

  レイの複雑図形(Rey-Osterrieth Complex Figure, ROCF)は、視空間構成能力および視覚的記憶を評価するために使用される神経心理学的な検査です。この検査は、視覚的に提示された複雑な図形を模写し、その後再現することで、被験者の視覚記憶や計画、組織化能力、遂行機能を評価します。以下に、ROCFの概要、高次脳機能障害および発達障害への評価と臨床応用について詳述します。 1. ROCFの概要と評価方法 ROCFは、もともとアンドレ・レイ(André Rey)によって開発され、その後、オステリアス(Paul Osterrieth)によって改良されました。検査は以下の手順で行われます。 模写フェーズ : 図形を見ながら模写します。この段階では視空間構成能力や手順の計画能力が評価されます。 即時再生フェーズ : 図形を隠した後、記憶に基づいて図形を再現します。この段階では視覚的短期記憶が関わります。 遅延再生フェーズ : 30分後に図形を再び再現します。これにより、長期的な視覚記憶が評価されます​ Okayama University Library 。 評価方法としては、Osterrieth法やBoston Qualitative Scoring System(BQSS)などがあります。BQSSは図形の構成要素を複数のカテゴリに分類し、それぞれの精度をスコアリングすることで、模写や再生時の認知戦略や遂行機能の評価を行います​ Okayama University Library 。 2. 高次脳機能障害への臨床応用 ROCFは高次脳機能障害(例: 脳卒中、外傷性脳損傷、認知症など)の評価において有用です。模写や再生の精度が低い場合、以下のような障害を示唆することがあります。 視覚的記憶障害 : 図形の再現時に主要な形状が欠落していたり、位置が大きくずれている場合。 遂行機能障害 : 模写フェーズで計画性が欠け、部分的な描写に留まる場合や、構成が乱れている場合。 注意障害 : 主要な要素を無視したり、同じパターンを繰り返し描画する保続現象が見られる場合​ JSchild 。 これらの評価は、リハビリテーションや介入プログラムの設計に役立つ情報を提供します。 3. 発達障害への評価と応用 発達障害(例: 自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害...