自撮り(セルフィー)は自己評価の低さや生活への不満足と関連している?

10/26/2016

心理学

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自撮り(セルフィー)と自己評価の低さ


街中で自撮り棒を持った人を見かけることも増えてきました。

なんでまた自分を撮影したいのだが、個人的にはよく分からないのですが、facebookやtwitterなどのSNSに写真を載せるのがいちばんの目的なのでしょうか。

「セルフィーと自己評価の意外な関連」
The Selfie And Self-Esteem Have An Unexpected Link | PSYBLOG

という記事を読みました。

ソーシャルメディア上の自撮り(セルフィー)は、自己評価の低さや生活に対する不満足と関連しているが、それはパーソナリティによっても違うということが研究で明らかになったということです。


調査の結果、SNSへの投稿は、自己評価や人生の満足には影響していないことがわかりました。

しかし、自分のでも他人のでも、自撮り(セルフィー)をよく見ている人たちは、自己評価と人生の満足度が低い傾向が見られたのです。

一般的には、人々は楽しかったりハッピーなときにセルフィーをポストすると思われます。

人のセルフィーを見ると、「あの人は楽しそうでいいなあ。それと比べて自分は…」と落ち込むと言うことのようです。

他人のセルフィーを見てうらやましいのは分からなくもないですが、自分のを見て落ち込むのはなぜでしょうね。調査の対象となったのは、ふだんはあまりSNSに投稿しない人たちとのことなので、たまにがんばって自撮り写真をあげてみるけど、「やめときゃよかった」と沈むのかもしれません。
(そういうこと、ありませんか? リア充を演じてみたけど、かえって虚しかったというような)

また、みんながそうというわけではなく、人気者になりたいという気持ちが大きい人は、他人のセルフィーを見ても自己評価や人生の満足度が低いということはないと明らかになりました。
さらには、笑顔のセルフィーを撮影すること自体は、自信や安心が増すといったポジティブな感情とつながっていることも研究でわかったそうです。


Wang et. al, Let me take a selfie: Exploring the psychological effects of posting and viewing selfies and groupies on social media, the journal Telematics and Informatics, 2016



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