スキップしてメイン コンテンツに移動

プロフィール写真からその人の性格を読み取る方法


FacebookやTwitterに顔写真を載せている人もいるでしょうが、その写真から性格を読み取ることができるのだそうです。

「オンラインのプロフィール写真からパーソナリティを読み取るには」
How To Read Personality From Online Profile Pictures|PSYBLOG
という記事。

もとの研究は、

「ソーシャルメディアの写真選択を通してパーソナリティを分析する」
Analyzing Personality through Social Media Profile Picture Choice(pdf)
という論文です。

例によってナナメヨミですが。

左側の女性は「外向的」で、右側の男性は「勤勉性」が高いんだそうですよ。へえ、なんででしょう。5因子性格理論から説明されていました。




勤勉性(Conscientiousness)

誠実性とも約されています。秩序や計画性、自己統制といったことを好む人柄ですね。
勤勉な人々は、自然で、明るい色の写真を使っているのだそうです。白黒写真はあまり好まれないのだって。そして、カラフルだけど、それほどaestheticではないともとの論文には書かれていました。

面白いのは、勤勉性の高い人ほどプロフィール写真で笑顔などの感情を表していることが多いのが分かったということです。
一般的には、勤勉な人はちょっと気難しい顔をしてそうですが、"in a profile
picture, a person is expected to smile and appear happy"だからだろうと推論されていました。
「プロフィール写真は笑顔でなきゃならない」と真面目な人ほど考えるということでしょうか。

経験への開放性(Openness to experience)

知的好奇心、遊戯性、開放性といった言葉で約されていますね。
この特性が高い人の写真は、よりアーティスティックで、変わっていて、顔がしばしば写真のフレームをはみだしているらしい。

外向性(Extraverts)

外向的な人たちは、一人じゃなくて多くの人と映った写真を選ぶ傾向が示されました(だからその人の顔の占める面積は小さくなる)。で、だいたいカメラに向かって陽気な顔をしていると。まあ、分からなくはありません。
色彩は、とてもカラフルなものを好む傾向が強いとのこと。

神経症傾向(Neuroticism)

情緒不安定性などとも訳されていますね。このタイプの人は、あまりカラフルな色は好みません。表情も空ろだったり、あるいは顔を隠していることもあるのだそうです。

協調性(Agreeableness)

社会的な関係での調和や協調性を大事にしているタイプの人々は、外向的な人程じゃないですが、明るい色を好みます。
自分の写真をたくさんポストするほうではありませんが、笑顔の写真が多いようです。

というわけで、ソーシャルメディアの写真から、その人の性格がある程度分かるかもしれないという話でした。

一度、Facebookの友だちプロフィール一覧を眺めてみると面白いかもしれません。

コメント

このブログの人気の投稿

果物に例える恋愛心理テスト「フルーツバスケット」で本音がわかる?

簡単な恋愛心理テスト「フルーツバスケット」 「フルーツバスケット」という簡単でおもしろい心理テストのことを聞きました。 「心理テスト」というよりは「心理ゲーム」と呼んだ方がいいですね。 こんなゲームです。 【問】 あなたの目の前に、フルーツバスケットがあります。バスケットには、リンゴ、バナナ、ぶどう、みかん、イチゴ、キウイが入っています。5種類のフルーツを、それぞれ身近な異性にあてはめてみてください。 リンゴ= バナナ= ぶどう= みかん= イチゴ= キウイ= さて、いかがでしょう? 何人かにあらかじめ聞いておくと、後で比べられて楽しいです。

数唱と語音整列の乖離は何を意味しているか?

WAISの数唱と語音整列について、この二つに乖離があったらどう解釈されるんだろうかと思って調べてみたメモ。どちらも作動記憶(ワーキングメモリー)に含まれる下位検査だが、いくらか性質が違う。両者の相関は、中程度くらいだったと思う。 数唱 vs 語音整列 Digit span versus letter number sequencing とある海外の掲示板(?)でのやりとり。 一方が他方よりも高得点だった場合、どんな風に説明できるかな? どっちも順番に配列することが含まれているし、ほとんどの人が順序を操作するために聴覚的記憶を使ってると思う。けど、4点以上の乖離(discrepancy)があった場合は? 実施したばかりのアセスメントを詳しく考えてみると、言葉の受容と表出が明らかに難しいケースだったけど、視空間スキルと処理速度はまったく問題なく保たれていた。-Miriam という問題提起に対するスレッドのようだ。 私も以前に何度か同じようなパターンに出会ったことがあって似たようなことを考えたことがあるけど、ぜんぜん専門外だったから。あなたももう考えてるだろうけど、語音整列はたぶんより複雑な課題だと思う。というのも、数唱のように単に数字を扱うんじゃなくって、(文字と数字という)二種類の情報を使ってそれを切り替えながら作業しなきゃいけないから。被験者が教示を理解して、すべてをすっかり頭に入れることができたという手応えはありましたか? これ(語音整列)を実行するにはいくつかの操作が必要だし、呈示されたものすべてを受け取るには言語受容スキルが特に障壁となるかもしれません。他の下位検査にもこの仮説が当てはまるならば意味をなさないかもしれませんが・・・もっと知識のある人ならいい意見が出せるかも。-Butterfly22 私も同じように考えていました。数唱よりも語音整列の方がいいスコアを示しているような同様のアセスメント事例がおかしいのはなんでかなって。-Miriam 数唱が高くて語音整列が低い場合は、並べ替えなどの操作が入ると難しいのかなと推測できるけど、逆の場合はなんだろう。 数唱は基本的にはワーキングメモリーのタスクだけど、語音整列は、上の人が言ってるみたいに、もっと複雑だ。より心的に柔軟でないといけないし、情報の保存/再生の能力だけでなくて...

イヤーワームになる曲トップ9、そして対処法(頭から離れない曲)

止まらないメロディーの正体とは?イヤーワーム現象を科学する 1. イヤーワームとは?耳に残る音楽の正体 頭の中で特定の曲が何度も繰り返される現象を「イヤーワーム」と呼びます(ディラン効果とも。ボブ・ディランの「風に吹かれて」もイヤーワームが生じやすい曲として知られています)。この言葉は、英語の「earworm(耳の虫)」に由来し、まるで耳に虫が入り込んで音楽を流しているかのような感覚にたとえられています。イヤーワームは、特に集中が必要な時や眠る前に起こりやすく、勉強中や仕事中に困った経験がある人も多いでしょう。 頭のなかである曲が延々と流れ続けて止まらなくなる現象を「イヤーワーム」と言います。 「耳の虫」という意味で、まるで耳に虫がもぐりこんで音楽を流しているみたいに体験されることからそう呼ばれています。 強迫性障害や統合失調症の症状として見られることもありますし、健康な人だってしばしば体験します。脳のバグみたいなもんでしょうか。勉強中や仕事中など、何かに集中しなくてはならないときに、イヤーワームが気になって仕方がないということもあります。受験生でイヤーワームに取り憑かれて困っているという人の話を聞いたことがあります。確かに困りますよね。 Psychologists Identify Key Characteristics Of Earworms 「心理学者たちが見つけたイヤーワームの本質的特徴」 という記事が、アメリカ心理学会のサイトに掲載されていました。 イヤーワームを生じさせやすい曲として、たとえばレディ・ガガのBad Romanceが挙げられていました。 2. イヤーワームが起こりやすい人とその原因 イヤーワームは健康な人にも頻繁に起こりますが、強迫性障害や統合失調症などの精神疾患と関連する場合もあります。脳が「バグ」を起こしたかのように、無意識にメロディーがリピートされてしまうのです。心理学的には、音楽の反復やリズムが脳に影響を及ぼし、メロディーが意識に残り続けることが指摘されています​ Hiroshima University Repository 。 3. 科学的に解明されたイヤーワームを引き起こす音楽の特徴 アメリカ心理学会の研究によると、イヤーワームを引き起こしやすい曲にはいくつかの共通点があります。それは以下の3...