認知症や記憶障害のリハビリにいいかもしれないカードゲーム「ナンジャモンジャ」
東急ハンズで見かけてかわいかったので買って、子どもと遊んでみました。
この「ナンジャモンジャ」というゲーム、ルールはシンプルですが、なかなか面白かったのでちょっと紹介します。パッケージが絵本みたいですね。
ロシアのゲームを、ゲームショップのすごろくやさんが日本語版を作成したとのこと。
4才~大人、2~6人用、所要15分
とのことで、手軽に遊べます。
こんなふうなモンスターが描かれたカードがたくさん入っています。
『ナンジャモンジャ』は、頭と手足だけの謎生物“ナンジャモンジャ”族12種類のカードが中央の場に次々とめくられるたびに、思い付きの名前を与え、後で同じものが出たら、その名前をいち早く叫ぶことで場のカードを獲得し、集めた枚数を競うゲームです。とすごろくやさんのサイトには書かれていました。
ナンジャモンジャ族は頭と手足だけの謎の生物なんですね。
子どもの人物画の発達初期の段階でも頭と手足だけ「おたまじゃくし人間(頭足人)」が描かれることがありますが、まさにそんな感じの絵です。
ナンジャモンジャ族の人たちは(ヒトなのか)、なんでもかんでもすぐに忘れてしまうのだそうで、自分の名前もうっかりなくしてしまうのです。
だから、彼らに新しい名前をつけてあげよう、というゲームです。
ひとりずつ順番に、山札からカードを一枚めくります。
もし、ひいたのが初めて見るナンジャモンジャだったら、思いつきで何か名前をつけてあげてください。
その名前を、全員で覚えます。
なんだっていいんです。「オレンジおばさん」とか「かえるくん」とか。
ひいたカードが、前に名前をつけられたナンジャモンジャだったら、その名前を叫びます。先に叫んだ人が、それまでめくられたカードをすべてもらいます。
山札が尽きたときに、集めた枚数がいちばん多かった人が優勝です。
といった単純といってもいいくらいにシンプルなゲームですが、何度かゲームをしていると、「少し長い名前をつけてやろう」と思って「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ」なんて名前にしたり、面白い名前をつけたりする人が出てきます。
「あれ、このナンジャモンジャの名前はなんだっけ???」とこんがらがってきて、それが面白い。誰も思い出せないこともあります。
記憶力を楽しくトレーニングできるゲームなので、子どもと遊ぶのにもいいですし、病院などで認知症のかたや記憶障害をもつ人のリハビリテーションに取り入れることもできそうです。
注意や記憶、コミュニケーションといったことが刺激されると思います。適当に名前をつける能力には、言語流暢性などが関係しているでしょうか。
今度職場で試してみよう。
ナンジャモンジャには、ミドリとシロ、その両方が入ったセットの3種類があります。
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