レイク・ウォビゴン効果〜「自分は特別」という心理

公開日: 8/18/2017

「レイク・ウォビゴン(Lake Wobegon)」とは、ガリソン・ケイラーという作家が、ラジオ番組の作品に描いた架空の村の名前だそうです。

レイク・ウォビゴン村に住む人々は、「全ての住民が平均以上に美男美女で、子供たちはみんな並以上に優れている」のです。

すぐにわかるように、「みんなが平均以上」というのは、どう考えてもおかしいわけですよね。「平均」以上の優れた人がいるなら、平均以下の人たちだって同じくらいいるハズです。

心理学で「レイク・ウォビゴン効果」という言葉は、「自分は他の人と比べると、ちょっとはマシだろう」と自己を捉える一般的な傾向を表しています。

ある研究によると、85%の学生が「平均以上には、人付き合いの能力があるだろう」と自分を見積もっています。

大学の教師のうち94%は「他の同僚と比べたら自分の方が優秀だ」と思っています。

自動車免許を持っている人の90%は、「自分の運転スキルは人並み以上に優れている」と考えています。最近交通事故を起こした人でさえ、自分を高く評価しているのです。

「クラスの中で、私はまずまず可愛い方だと思う」
「他の奴らよりはモテてるに違いない」
「僕はあいつらと比べたら賢いだろう」

などなど、多くの人が、他者よりも自分の方が優れているというふうに、自分を「特別扱い」しているのです。

心理学には「基本的な帰属の誤り(Fundamental attribution error)」という言葉もあります。

人は、他人の失敗に対しては「あいつの能力がないからだ」ととらえがちだし、他人の成功は「まあたまたまだろう」「誰かが助けてくれたからだ」と外的なことに原因を帰属させがちです。一方で、自分の失敗は「たまたまだ」、成功は「やっぱり俺ってすごいぜ」と考える傾向があるのです。こうしたバイアスを「基本的な帰属の謝り」と呼びます。

「レイク・ウォビゴン効果」も帰属の誤りの一例で、「優越性の錯覚」なのです。

たいていのカウンセラーも「自分は他のいい加減なカウンセラー(セラピスト、臨床心理士)よりは誠実で、クライエント思いで、なおかつそこそこスキルもあるだろう」ととらえているハズです。

「平均を50点としたら、先生は自分は何点くらいのカウンセラーだと思いますか?」

などと意地悪な質問をしてみてください。



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