段ボール製ビューワーでのぞき見る「統合失調症の世界」|日経デジタルヘルス

ヤンセンファーマの「バーチャルハルシネーション」という統合失調症の症状を追体験する装置は、ずいぶん前に職場で体験したことがあります。
その最新版が出たよという記事でした。
統合失調症の急性期に見られる幻覚や妄想などの症状を、アニメーション(CG動画)で疑似体験できるようにしたもの

この5月にリニューアル版が出たのですが、従来版が視覚的な症状の疑似体験を主体としていたのと比べて、今回は「幻聴」に重点を置いているようです。

確かに、幻視よりは幻聴の方が頻度が高いし、患者さんも悩まされることが多いのです。


「軽蔑、嘲笑、命令してくる幻聴」「行動を予言してくる幻聴」「生活音に重なって聞こえてくる幻聴」「過度におだててくる幻聴」などが体験できるとのことでした。
ヤンセンファーマは以前から、精神疾患領域における包括的な取り組みとして「ヘルシーマインド(Healthy Minds)プログラム」をアジア太平洋地域で展開してきた。バーチャル ハルシネーションもその一環。同社は、4週に1回の投与で済む持効性の統合失調症治療薬などを手掛けており、疾患への理解が進み、患者が社会復帰しやすい環境が整うことで、こうした薬剤が「社会復帰の場面などで有効に利用してもらえる」(ヤンセンファーマ)と見ている。

ヤンセンファーマの以下のサイトで、バーチャルハルシネーションの動画を見たり、解説冊子をダウンロードすることができます。

バーチャルハルシネーションについて~統合失調症の幻覚疑似体験~