よく泣く人のほうがほんとは精神的に強いってことあるよね。それはなぜ?

1/05/2016

心理学

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よく泣く人のほうがほんとは精神的に強いのはなぜ?

feedlyに登録してあったブログから、

「よく泣く人のほうがほんとは精神的に強いのはなぜ?」
Why People Who Cry Often Are Actually Mentally Stronger|PICK THE BRAIN

という文章を読んだ。


確かに、よくなく人のほうが、あとはけろりとして立ち直りも早いような気もする。
泣けない人はためこんで、急に爆発したり身体の具合が悪くなったり。

泣くのは弱さや自己憐憫のサインと見られがちだけど、それは自然なことだし、辛いことを乗り越えるために必要だから、恥ずかしがることはないよとのこと。

タイトルのとおり、よく泣く人のほうがほんとは精神的に強いんだ、なんて言われることもある。

その理由がいくつか挙げられていた。
They aren’t scared to show their emotions
They understand tears are soul cleansers
They know that crying helps them to feel good
They don’t bother about typical societal roles
They encourage others to be true with their feelings
ええと、
「彼ら/彼女らは、自分の感情を見せることを恐れていない」
「涙が魂を洗い流してくれると理解している」
「泣くことで気分がよくなると知っている」
「典型的な社会的役割(男は涙を見せたらいけないとか)に悩まされない」
「他の人に自分の感情に正直であるようはげます」
といった感じでしょうか。


泣くことの効用

涙はネガティブな感情を解放してくれるだけでなく、身体のなかの毒素を出してくれるし、5分から10分でバクテリアの90〜95%を殺してくれるし、視力だってよくなるんだそうです。

だから、よく泣く人は、情緒的に強いだけじゃなくって、より健康で賢いんだって。


悔し涙はしょっぱくて、悲しい涙は甘い

ついでに涙について調べてみたら、涙の98%は水分で残り2%がタンパク質やナトリウム、リン酸塩などだそうだ。

悔しさや怒りで交感神経が刺激されて流れる涙には、ナトリウムがたくさん含まれていて「しょっぱい」と感じるらしいのです。

逆に、悲しいときやうれし涙は、水っぽくて甘いと感じられるのだって。

また、涙といっしょにストレスに関連する物質も体外に流れ出るので、ストレス解消にもつながるのです。(

泣き方のコツ

先ほどのリンク先にも書かれていましたが、私たちは傷ついたり、悲しいときに、「なんてことないさ」と強がってしまうことも多いものです。自分でも自分の本当の感情に気づいていないことだってしばしばです。

心理学には「一次感情」と「二次感情」という言葉があります。

たとえば、本当は「寂しい」とか「悲しい」という感情があるのに、それを抑えてしまって、「怒り」や「恨み」として爆発してしまうのです。

この場合、「寂しい」「悲しい」が一次感情で、「怒り」「恨み」は二次感情ということになります。

ストレスや怒りを溜め込まないためには、自分の一次感情にうまく気づいてやることが必要です。

でも私たちは、肩をいからせたり、お腹にぎゅっと力を入れて、一次感情を押さえ込んでしまいがちです。

こういうときは、まずは身体の緊張や力みをぬいて、心身をリラックスさせることが大切です。
  • お風呂にゆっくりつかる
  • 腹式呼吸でリラックス
  • 気分にぴったりの音楽を流す
  • 泣ける映画を見たり、本を読む
  • 信頼できる人に弱音を吐く
  • 逆に一人きりになってみる
  • ため息をついたり、うめいてみるのもいいかもしれない
  • 鏡に向かって「がんばって耐えてきたけど、つらかったよね」「悲しいよね」なんて言って見る
  • 一次感情にたどりつく前に、二次感情を吐き出すことが必要な場合もある
なんてことを「気持ちよく泣く」ためにやってみてもいいかもしれません。

...
urlのスペルが間違ってた(恥)。


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