セサミストリートに自閉症スペクトラムの女の子が登場
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セサミストリートでは、これまでも盲目のキャラクターが登場してビッグバードに点字を教えるなど、障害や病気といった問題を子どもたちが理解しやすくなるような取り組みをしてきました。
南アフリカ版のセサミストリートではHIV陽性のキャラクターも登場したことがあるのだそうです。
この秋、自閉症スペクトラム障害をもったジュリアという女の子が、エルモの新しい友だちとして現れることになりました。
セサミストリートとアメリカの自閉症支援団体などと共同で行っている「どの子も素晴らしい」というキャンペーンの一環とのこと。
Sesame Street and Autism: See Amazing in All Children
というサイトには、デジタル絵本や動画などが掲載されていました。
ジュリアは、他の子とはちょっと違ったふうにものごとに取り組みます。
騒々しい場所では混乱してパニック気味になるし、人と目を合わせて会話するのが苦手です。
アメリカの子どもの68人に一人が自閉症スペクトラム障害をもっており、自閉症のない子と比べて5倍もいじめられやすいといいます。
こうした取り組みで、自閉症の子どもの理解が進んで、いじめが減るとすばらしいですね。
ベニーという自閉症の男の子のストーリーも紹介されていました。
Youtubeの文字起こし機能から、ベニーの台詞だけ訳してみたら、こんな感じ。
僕の名前はベニー。
僕はちょっと違って見えるかもしれない。
けど、僕たちはみんな違ってるんだ。
僕は僕なりに、違ってる。
僕には自閉症がある。
すべり台をすべるのが好きな子がいる。
僕はぶらんこでゆれてるのが好きだ。
大きな音で音楽を聴くのが好きな子もいる。
でも僕はそうじゃない。
同じゲームで遊ぶ子がいる。
僕は違うことをするのが好きだ。
みんなとおしゃべりするのが好きな子がいる。
でも僕はときどき一人でいたい。
違うふうにしたっていいんだよ。
子どもはみんなどこか違うんだから。
でもみんなが思ってることもある。
僕らはみんな、楽しくしたいんだ。
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