ゲシュタルト療法とエンプティチェア

公開日: 9/24/2018

 ゲシュタルト療法という響きが、なんだか物々しく聞こえますね。

「怪獣の名前はなんでガギグゲゴなのか」みたいな本を読んだことがあ流けれど、

それとおんなじでゲから始まるからですかね。

なんてことはまあいいのですが、このゲシュタルト療法、

フリッツ・パールズ、ローラ・パールズ、ポール・グッドマンらによって創案された心理療法です。

精神分析が、寝椅子を使って自由連想をしてもらう、つまり言葉で思いついたことを語ってもらうというやり方をするのに対して、

ゲシュタルト療法は、「今、ここ」のファシリテーター(セラピストのことをゲシュタルトではこう言います)とクライエントの実存的な出会いを大切にして、過去を語るのではなく現在で体験し直すといったアプローチを取ります。

エンプティチェアという空の椅子を使った技法が代表的です。

例えば、過去に、テストの結果が思わしくなくて父親にひどく罵られたことが気になっているとします。

そのことを「語る」のではなく、空の椅子に父親が座っていると思って、今ここで、あの時は言えなかったことを口にしてみたり、態度で表現してみるという実験です。