サイコパスはあくびが伝染しにくいのだそう

8/27/2015

心理学 精神医学

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日本でもときどき、サイコパスとしか言いようがないような、凶悪で冷酷な殺人事件が起きることがある。 サイコパスの脳に関する本がしばらく前に翻訳されたけど、彼らは、その他の人と生まれもって何かが違うのだろうか?



"Psychopaths Less Likely to “Catch” a Yawn"

サイコパス傾向を持つ人は、共感的な人々と比べてあくびが伝染することが少ないという研究が紹介されていた。

元の研究は
“Contagious yawning and psychopathy”is published online in the journal Personality and Individual Differences.

他の人があくびをするのを見た後のあくびは、共感性やつながりと関連している。

あくびの伝染は、人間やチンパンジー、犬といった社会的な哺乳類にも見られる。

サイコパスは、共感性に欠けて自己中心的、操作的、衝動的で恐れ知らずかつ横暴といった特徴を持っている。

研究では、135人の被験者にサイコパス傾向を見る質問紙を行い、続いて薄暗い部屋のモニターにあくびをしている顔や笑い顔、普通の顔などを表示した。

そして、あくびの回数や生理的な変化が測定されたのだけれど、研究者たちが想定していたとおり、サイコパス傾向のある人はあくびが伝染しにくかったのだという。

だからといって、あなたがあくびをしたときに相手に伝染しなかったからそいつはサイコパスってわけじゃない。見知らぬ人のあくびは伝染しにくいもんだってことだそう。

緊張や不安が強いときもあくびは出にくいですね、そういえば。


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