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うわさと伝達の心理学—イヤホンガンガン伝言ゲームと絵の伝言ゲーム



「うわさ」には2つの種類があります。ひとつは「火のないところに煙は立たない」もので、何かの事実が、伝達の家庭でどんどん尾ひれがついてふくらんでいくようなタイプのうわさです。

もうひとつは、「根も葉もないうわさ」です。「口裂け女」のような「都市伝説」がこの種のうわさばなしです。

社会心理学では、うわさやデマがひろがるメカニズムについて研究されてきました。

それによると、うわさは「情報が不足している」ときに生まれやすいのです。

「ねえねえこないだの日曜日、あのふたりがいっしょにお茶してるの見ちゃったんだけど」

「えー、それってあやしくない?」

「そういえばつきあってるのかもって、誰か言ってたよ」

「やっぱし。同じ図書委員になったのも、そういうことだったんだ」

といったように、断片的な事実に、いろいろなストーリーを投影したり、解釈することで「うわさ」は生まれるのです。

うわさは、伝えられるうちにだんだん尾ひれがついたり、歪んだりしていきます。

話の内容が簡略化されたり、逆に強調されることや、矛盾することが修正されたりします(合理化といいます)。

社会心理学でよく取り上げられるうわさの事例としては、信用金庫の取り付け騒ぎ(1973年の出来事で、女子高生が「あの信用金庫は危ない」というおしゃべりからうわさが広がり、多くの人が預金を引き出そうとして大騒ぎになりました)や、1938年のアメリカの「火星人襲来事件」(ラジオドラマの「火星人襲来」の話を信じた人々がパニックになりました)などがあります。

うわさの実験として、「伝言ゲーム」や「絵の伝達ゲーム」が行なわれることがあります。

若い人の間で、
「イヤホンガンガン伝言ゲーム」
というのが流行っていると聞きました。

こんなのだそうです。


耳が悪くならないですかね。

もうひとつ、「PiTaPa」の宣伝として実施されたらしい絵描きさんたち10人の「絵の伝達」の動画も面白かったです。

森田まさのりさんやしりあがり寿さんといった漫画家やイラストレーターが絵の伝言ゲームをしています。

みなさん自分の画風で描いているので、ぜんぜん違う絵になってますね。







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